
家づくりの定番となっているダイニングキッチンとリビングに仕切りを作らず対面式にするスタイル。
共働きが当たり前となっている現在のライフスタイルにフィットした合理的な考え方です。
弊社でもリビングダイニングキッチン(LDK)を生活の中心とした間取りを基本としています。
ただ、このLDKにまつわることで推奨していないことがあります。
広くし過ぎない
LDKについて「家族みんなで過ごすから出来るだけ広くしたい」という要望は多いです。
ですが弊社ではLDKを広くし過ぎず「適切な広さ」で作ることをおすすめしています。
多くの人が出来るだけ広くしたいと考えるLDK。
でもLDKを広げれば広げるほどコストに跳ね返ってきます。
しかも面積がアップする比率が高いためコストの上がり幅も大きいし、
他の場所で相殺しようとしてもなかなか追いつきません。
またリビングを広げた場合、余白ができる部分はダイニングとリビングの間です。
つまりダイニングテーブルとソファーの間にスペースができるというわけです。
その結果、この余白に片付けの苦手な人や子どもたちが色々なものを置いていくことに……。
またLDKを広く取り過ぎて収納スペースが減ってしまい、
余白部分に棚や荷物置き場を作りたくなって結果的にLDKが狭くなる……
というのもよくあるパターンです。
それならば、初めから広過ぎない適切な広さのLDKを作れば散らかることも
棚を買うコストもかからず見た目にも良いLDKができるのではないでしょうか。