シンプルノート 金沢北スタジオ

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家を建てると必要じゃなくなるもの

家づくりに取り掛かると決めたら現在入っている生命保険を見直すことをオススメしています。

というのも、家を建てるにあたりほとんどの方が住宅ローンを利用すると思いますが、実は住宅ローン金利の中には、もしものことが起こった時のために生命保険料が含まれているからです。

つまり、住宅ローンの名義人にもしものことが起こった場合、生命保険会社から銀行に全額繰り上げ返済が実行されることでローンの残債がゼロになり経済的な負担が大きく減るというわけですね。

もちろん、もしものことが起こった場合、収入が激減してしまうのも事実なので、「そうは言っても・・・」と思ってしまうかもしれません。

しかし少々辛辣なことを申し上げると、保険料や車の維持費、食費や生活費などの負担も大幅に減るし、それに加えて遺族年金も支給されるため、もしものことが起こっても、これまで通り奥さんが仕事を続けることさえ出来れば、実は生活は苦しくならないどころかむしろ楽になるかもしれないのが良くも悪くも現実です。

なので、家を建てると決めたらすぐさま生命保険の見直しに取り掛かって欲しいと思っている次第です。

また、銀行にお金を預けていても全くお金が増えないことから「貯蓄性」という機能を重視して生命保険に入っている方も多くいらっしゃると思いますが、これも正味の話、全て見直してもいいのではないでしょうか。

理由は、今後数十年にも渡ってお金を預けていくにもかかわらずわずか20%程度しかお金が増えないからです。

つまり、保険会社にお金を預けるよりも自分自身で長期積立投資をしていった方が、過去の歴史を見る限りお金がより増える可能性が高くそっちを優先したほうが良いからというわけですね。

しかも、保険で増えた分には課税がされるのに対し、「NISA」を利用しつつ長期積立投資をしていった分には一切課税されませんしね。要は手取りベースで考えるとさらに差が開くというわけですね。

なので、もしもの時のことや将来に備えて入っている生命保険は家を建てるタイミングで全て見直し、その浮いた資金を「長期積立投資」に回していただきたいと思っている次第です。

生命保険は全て解約しても問題ないのか?

とはいえ、いきなり全ての生命保険を全て解約するとなると、保険会社の方から猛反対を受けるでしょうし、全力で繋ぎ止めようとされるでしょう。

また、自分自身も不安を感じると思います。

しかし、冷静に考えてみると、

「保険」が持つ最大のメリットである「死亡保証」が必要である期間というのは、子供たちが親から巣立っていくまでの期間だけではないでしょうか。

子供たちが自分で働きお金を稼ぎ出した途端、保証は必要なくなるのではないでしょうか。

あなたのパートナーだって自分が生活していく分ぐらいなら問題なく稼ぐことが出来るでしょうしね。

そんなわけで、全てを解約するのが不安だという方には、子供たちが巣立っていくまでの期間だけ、最も保険料が安い掛け捨ての「定期保険」に入っておくことをオススメさせていただいています。

考えようによれば、その期間何も起こらなければ、掛け金をドブに捨てるようなものとも捉えられますが、

毎月1,500円を20年入ったとしても合計支払額は36万円なので、その金額でもしもの時に充分に備えられると考えれば、悪くないのではないでしょうか。

というわけなので、家を建てる時には以上のような要素を踏まえつつ現在入っている生命保険に積極的にメスを入れていただけたらと思います。

それでは

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