
円安による物価高の影響は私たちの生活に密接している電気料金にも出てきており、とりわけ新築時は電気料金の契約形態が新しくなると同時に家族人数も増え電気使用量が増えるため電気料金がグンと上がる傾向があります。
なので、これから家を建てる方は、この事実を知った上で家づくりの計画を立てなければいけないというのが弊社の考え方です。
電気料金は生きている間ずっとかかり続けるコストだし、これに対する対策をしていないとそれこそローン返済に支障が出る可能性だって充分あり得ますからね。
まず、家を建てる人にとって電気料金の支払い負担を軽減するために欠かせないことが太陽光発電の設置です。
太陽光発電を載せると電気が自給自足出来るようになり、電気料金の値上げに一喜一憂する必要がなくなるからです。
なので基本的に弊社では全ての方に太陽光発電の設置をオススメしているわけですが、この際、パネルの設置費用は住宅ローンに組み込むのではなく、住宅ローンとは別で10年ローンを組んでいただくようにしています。
理由は2つ。
1つは、返済期間が短いほど利息の支払いが少なくて済むからです。
仮に、国内メーカー太陽光発電パネルを10KW設置し、それに200万円かかるとした場合、固定金利1.4%にて35年返済でローンを組んだとしたら、6,026円×420回=2,530,920円が総返済額になるのに対し、(変動金利の場合、総返済額が確定しないので確定出来る固定金利で試算しています)
10年返済で別ローンを組んだ場合、金利は1.7%と高くなるものの、18,315円×120回=2,197,800円となり、333,120円も利息の支払いを圧縮出来ますからね。
そしてもう1つの理由が、住宅ローンとは別に太陽光発電のローンを負担することになったとしても、太陽光発電を設置せず電力会社に電気料金を払い続けるという選択をするより確実に家計の負担が小さくなるからです。
そして、太陽光発電パネルの返済を10年で終わらせることによってそれ以降家計の負担が大幅に軽減されそこから大きな利益を生み出してくれます。
その利益たるや、ご家庭によって差異はあるものの標準的な数字を挙げるとすると年間で20~25万円ぐらいではないでしょうか。
というわけでで太陽光パネルの設置を標準化し、その返済を10年にしてもらっているという次第であります。
もちろんキャッシュで支払えば利息を一切払う必要がなくなるので、さらなる経済効果を生むことになるのですが、この場合、手元に残るお金が急激に減ってしまうことになり、お金の不安が芽生えることになったり、別のことにお金が使えなくなるというデメリットもあるので、これは基本オススメしていません。
要は、あくまで太陽光発電パネルの設置費用は、太陽光発電が生み出すお金で支払いをしていってもらうという投資とリターンの考え方というわけです。
ぜひ参考にしてみてください。
それでは